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3.11 東日本大震災について話そう に参加中!
2011年の再掲です。


2011年3月11日。
まだ、記憶に新しく、もう2年もたったのかと、そういう気持ちがとても強いです。

当時は、埼玉県大宮市大宮駅内で被災しました。
水道管が破裂し駅内は水浸し、駅の中では狼狽え混乱した人でごった返し、設置されたテレビの前には人だかりができ、今起きた自分の状況を理解しようと携帯・テレビを食い入るように見つめている人であふれていました。

命の危機にさらされることもなく、友人と一緒にいて、なおかつ友人に助けられ友人宅で一夜を明かし、管理人は事なきを得て、無事に家に帰ることができました。

そして、帰宅し、動物情報を発信している当サイト『いきものまとめ帳』ではどういうことができるのかと考えたとき、できることといえば、変わらず動物情報を発信し続けることだと確信し、人間の情報よりも動物のことを主体とした情報を発信し続けました。

その時のまとめ情報が以下になります。

東北地方太平洋沖地震の動物関連・動物との避難情報まとめ


今回は、震災時の状況についていろいろ考えてみたいと思います。



キャプチャ

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動物との被災、この場合はペットを考えるとき、
一緒に避難所まで逃げるか否かという問題と直面します。

避難所は『人間という生き物』への施設です。
ですので、人間を押しのけてでもペットを連れて行っていい場所ではありません。
それに、飼い主以外の人間は、犬・猫などの動物を体調面から精神面から受け入れられない人々も少なくありません。

ですが、避難所につれていけなかった場合、二度と会うことが出来なくなってしまう最悪の場合も考えられるのです。
2年経って、上記リンク内に書いてあったことを見直してみました。
避難する際に心がけることです。


リード、ペット用キャリーなどを用い、動物と一緒に避難する
 『避難所に行った場合、他の方の迷惑になる事も少なからず必ずある。 
(動物が嫌い、動物アレルギーがあるなど)  その為、問題が起きないように心掛ける。

避難所の建物中に動物と一緒に入らず、動物と一緒に外で待機する。

動向避難する際、
動物も不安であるが、飼い主と一緒にいる事で少しでも不安を解消できるという事
を覚えておいてください。
そして、 『家族の一員であるペットの命を守ることができるのは、飼い主だけであるという事』 を理解し、ご家族を守ってあげてください。

以上は当時記入したままです。今思い返してみると、その内容ではいささか足りません。

当時は震災時でしたので以上の内容で事足ります。
でも現在は震災中ではありません。

非常時についてではなく、日常時の災害の備えを考えるべきだと思います。


震災時に備えて、ペットの分の餌・水・おやつを一週間以上常備する。
被災生活・避難時に備え、キャリー・リード・檻に慣らしておく。
(犬へはコマンドでキャリーやリードに誘導できたり、猫はキャリーを安心できる場所として教え込んでおくとなお良し)
リードを素早く装着できるようにしておく
万が一はぐれてしまった時の為に、ペットにマイクロチップを埋め込んでおく

以上のことを常日頃の備えとして意識しておくべきではないでしょうか。
管理人も、3年前まで飼っていた犬に対しては以上のことを最低限の備えとして実行しておりました。
有事がなかったとしても、実施しておいて損はないと思います。

もし、当サイトをご覧になっているペットと暮らされている方の参考になれば幸いであると思い書き記させていただきました。

そして一番大事なことは
飼い主が無事でいること
です。これだけは、忘れないでください。
貴方がいないと、ペットはペットとして生きていくことが難しくなってしまうのですから。
地震に対する10の備え:東京消防庁




あと一つ、管理人の雑記として記させていただきたいことがあります。正直どうでもいい管理人の考えです。
ペットと関連はあまりありません。
管理人の雑記です。

震災当初、募金活動が一種流行しておりました。

老若男女が我先にと率先して募金やボランティア活動を始め、正直素晴らしい風潮だと思っておりました。
ですが、それが1年、2年と経ってみればどうでしょう?
もうボランティアも募金もしなくて平気だと思い込んではいませんか?

管理人の周囲の人間は、一度多くても一万円募金をすれば満足し、ボランティアも一度行えば満足しておりました。
ひねくれている管理人は思うのです。
募金を一度だけして満足している人間達は、自分が被災者ではない普通の生活を行っている人間だと自覚するためだけに募金をして安心したいのではないかと思ってしまったのです。ボランティアも、興味本位で被災地を見たいからとさえ。被災地に行ったことを嬉々として語るボランティアに戦慄を覚えさえもしました。

他人を助けるって、一度だけでいいんでしょうか?
まとまったお金を一度与えさえすれば、困っている人は立ち上がれるのでしょうか?

どうして継続して支援を続けるという考えにはならないのでしょうか?
どうして最後まで支えようとしないのでしょうか?

気持ちが大切、と人は言います。
気持ちだけで何か変わるのでしょうか?

管理人は自問しました。
自分にできることは何かと。
自己満足だけではない、何かをしたいと思っていること。
それを実行するにはどうしたらいいかということ。
今からできることとして、ペットをとの被災をしっかり考えること。
動物愛護団体に少額でも寄付を続けること。
情報を発信し続けること。

それしかできない自分に少し嫌気がさしたりもします。
でも、無理をすると自分の今の生活すらもできなくなります。
ですので無理をしない範囲で、できることから続けていこうと思います。


皆さんも、自分を振り返って何か行動をしていただけたらと思います。

自分のできる範囲で、何か行動を起こしてみませんか?
思うだけでは、何も変わらないのですから。