482: 名無し@話し合い中 2006/08/02(水) 17:39:16
嫁との久々のデート。
たまたま帰りが遅くなった。
家で待つ猫は大人しく待っているだろうか。
時間は夜の11時。嫁は専業で、俺も普段は7時には家に帰るので
こんなに家を空けたことは無かった。

「ただいまー」と帰るといつものように玄関まで迎えに来る。
目はショボショボで今の今まで寝てましたという顔。
いつもより甘えてくるのは余程寂しかったのか。
シャワーを浴び、着替えて一段落ついたころ、
猫は部屋の隅に置いてあるクッションを異常に気にしている。
俺のお気に入りの少し高級な羽毛のクッションだ。
何度も匂いを嗅いで前足でカシカシと砂をかける仕草をする。
「どうしたのー」と嫁がクッションを持ち上げると、
ん?とあることに気付く。
「あららー、おしっこしっちゃってるわ」と嫁。
「え!?」と驚く俺。

こんなことは今まで一度も無かった。
お行儀が良く、手間の掛かることは何も無かったのに。
何故か申し訳なさそうに見えたのは、
俺がクッションを気に入ってるのが猫には分かっていたのだろう。

俺たちは顔を見合わせた後、猫に言う。
「ごめんね。寂しかったね」
こんな時に価値観が近い嫁で良かったと思う。
怒鳴ることもなく、怒ることもなく、寂しい思いをさせた
自分たちが悪いと思える嫁で良かった。

暫くの間は二人で出かける時はなるべく早く帰ることになった。
旅行の時は猫も一緒に行くか、身内にお留守番を頼むようになった。

でも今は大丈夫。
新たに仔猫を保護し、家族が増えたからだ。
それからは寂しい思いをすることはないようで、
二匹で一日中元気に走り回っている。

483: 名無し@話し合い中 2006/08/02(水) 17:42:48
(つд`)エエ、ハナシヤ…




猫がいる生活 4ャーッ!
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