113: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 21:31:11
ウチのも、とうとう尻尾は割れてくれなかったよ…。
アイツにとっては不本意だったろうが、皆で見守りながら送った。
最後にグッと伸び上がるように、そして静かにへたり込んで、息をしなくなった。
もうちょっとで19年だったのになあ…

スキーの帰り、自販機の前で友人と談笑してたら、「お前、それ産んだ記憶ある?」
エッ?て靴の間見たら、黒っぽいゴミの塊が動いてた。
何だろうとしゃがんだら、せいぜい1ヶ月くらいの黒猫。
ガリガリに痩せてて、可哀相に、凍傷で耳がぐしゃぐしゃ。
一生懸命鳴いてるんだろうけど、喉も潰れて「ヒー、ヒー」としか聞こえない。

雪の中放って置くわけにもいかず、結局連れて帰った。
獣医に連れて行ったが、結局耳はダメ。声も戻らず。
尻尾も壊死していたっけ。

風貌のせいで敬遠する人もいたけど、それ以上に愛嬌があって可愛らしいヤツだった。
同じ学校の子だった妻に「ドラえもんだwドラえもんだwww」って大笑いされて。
あれが切っ掛けなんだよなあ…。アイツがいなかったら、娘にも会えなかった。

人生の半分を共にした家族であり、そして、かけがえのない友だったよ。
声なんか聞こえなくても、何の不便もなかった。顔を見れば何が言いたいのか解ったから。
でもお前、死ぬ前に俺に何か言ったよな?
お前と暮らせたことに喜びこそあれ、何の不満もなかった。
幸せに逝ったと思いたいから、笑って送ってやりたかった。
けど、涙が止まらない。最後に一回でいいから、お前の声が聞きたかった。





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115: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 22:00:24
>>113 長い間超乙でした。

116: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 22:06:26
>>113
お疲れさん。大変だったな。
おまいさんの猫はおまいさんの言う通り、幸せに暮らして幸せに逝ったと思うよ。
今頃は天国で毛繕いでもしながら、おまいとおまいの家族を見守ってるさ。

だから、いっぱい泣いたら元気出せよ。
一緒に過ごして楽しかったことを思い出して、天国にいる猫をまた幸せにしてやれ。

117: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 22:18:17
>>113
ウチも19年だった・・・
読んで涙でた。

118: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 22:24:17
>>113
「ありがとう」って云ったんだよ
お前には聴こえてるはずさ

119: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 22:32:50
・゚・(ノД`)・゚・。

120: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/07/20(金) 22:50:29
ありがとう。
救ったつもりが救われていたと、今更ながら感じているよ。
一生懸命生きた者に対する礼儀は果たさなきゃね。
いつまでも呆けてはいられん。



猫がいる生活 に8ーん
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